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2022.07.11

ローカル情報を発信するローカルメディアの魅力とは?

ローカル情報とは、地域を限定した情報のこと。近年、ローカル情報の発信に特化したローカルメディアが次々に誕生し、注目を集めています。ということは、ローカル情報が求められているということにほかなりません。いったい、その理由はどこにあるのでしょうか。この記事で、ローカルメディアの魅力について、一緒に掘り下げてみましょう。

ローカル情報を発信する「ローカルメディア」とは

まず「ローカルメディア」とは、どういうものなのかをはっきりさせておきましょう。

ローカルメディアとは

ローカルは「地域、地方」を意味する英語で、メディアは「情報の伝達、記録や保管のための物や装置」という意味の言葉です。つまりローカルメディアとは、地域情報を伝えるための物、例えば地域限定の新聞やフリーペーパー、WebサイトやSNS、コミュニティアプリなどを指します。

新聞やフリーペーパーのように紙に印刷されたものを「紙媒体」といいます。小さな地域限定の新聞も紙媒体のローカルメディアですし、もう少し大きな地方や都道府県を対象とした新聞もローカルメディアのひとつです。地方向けの新聞はそれなりに発行部数も多く、中には全国紙以上の部数を誇るものもあります。

WebサイトやSNSはまとめて「Web媒体」ともいい、スマホやパソコンの投稿機能を使って情報がリアルタイムで更新されること、拡散機能を使って情報を広げやすいことなどが特徴です。

ローカルメディアの運営者

さてでは、ローカルメディアはどんな人が運営しているのでしょうか。実は運営は「ローカル情報を発信したい」と思う人なら誰でもできるのです。

大きな規模でいえば、まず地場産業など地域に根差した企業が挙げられます。もちろん地方紙や地域誌を発行する新聞社や出版社、地域放送を手がけるテレビ局やラジオ局も、ローカルメディアの運営者です。

小さな規模でいうと、ママ友サークル、商店会有志、趣味の会のような小さなグループのほか、個人で運営しているというケースもあります。

形態も規模もさまざまですが、ひとつだけ全体に共通して言えることがあります。それは「その地域に住んでいる人も知らないような、隠れた地域の魅力や、新たな情報を掘り起こして発信することで、地域の人々に、もっと地域に興味を持ってもらいたい、好きになってもらいたい」という思いです。その観点では、運営者は「地域情報を広めたい人」と言えるかもしれません。

ローカル情報を発信する「ローカルメディア」の魅力

では「ローカルメディア」には、いったいどのような魅力があるのか、一つひとつひも解いてみましょう。

身近な情報を取り扱っている

自分の住んでいる地域のことは、知っているようで意外と知らないこともあるものです。新しくできたお店や施設など、よほど近くに住んでいないと情報を把握することも網羅することも難しいというときに、ローカルメディアが役立ちます。

電化製品や住まいのちょっとした修理をお願いできる職人さん、水回りのトラブルに駆けつけてくれる業者さん、新しくできたクリニックの評判など、生活に直結した情報を届けられるのは、ローカルメディアならでは。子育てサークル、スポーツの会など、メンバーを募集すれば仲間作りにも活用できます。

地域の魅力を再発見し愛着を持つことができる

自分が住む地域の情報を得ることで、その魅力やよさに改めて気づかされることもあります。例えば、ローカルメディアの情報により、今までの行動範囲の外で魅力的なスポットを発見し、お気に入りの場所が増えるかもしれません。また、地域の歴史や文化について知ることで、見慣れた風景に全く違った意味を見出すこともできるでしょう。今まで知らなかった地域の新たな一面を知ることで、地域に対する興味がもっと増え、その情報を同じ地域の仲間や知り合いと共有することで、同じ気持ちが広がっていくかもしれません。どんどん地域が好きになり、人の輪が広がっていくという好循環を生み出す可能性をローカルメディアは秘めているともいえます。

災害時などに地域別の詳細情報を知ることができる

ローカルメディアは、地震や大雨などの災害が起きたときのよりどころでもあります。全国ネットのニュースでは拾いきれいない「かゆいところに手が届く」情報の提供ができるのは、ローカルメディアだからこそ。Web媒体なら、避難所の情報や道路の状況などをリアルタイムで知ることもできます。

災害時は誰もが不安な気持ちになりますが、ローカルメディアはひとりひとりに寄り添ってくれる情報網ともいえそうです。

地方の情報を外部に伝えることができる

自分の住む地域を活性化するための手段のひとつが、外部から足を運んでもらうこと、つまり観光の誘致です。

もちろん、書店に行けば旅行ガイド本がずらりと並んでいますし、インターネット上の情報も豊富です。しかし、そういった媒体で取り上げない情報、地域の人しか知らない情報を発信できる点が、ローカルメディアのメリットでもあります。

由緒と歴史のある建物、地元の人しか知らない写真映えするスポット、ここでしか食べられないグルメやお菓子、絶対にほかでは入手できないおみやげなど、全国的には知られていない情報に食いついた人が、さらに情報を拡散するという効果も期待できます。

実際、地元の人しか知らない秘境の写真をSNSにアップしたところ、インスタ映えを狙う地域外の人の目にとまり、多くの人が訪れるようになったという事例もあり、情報発信の効果はあなどれません。



ローカル情報を発信するローカルメディアの魅力、おわかりいただけたでしょうか。紙媒体、Web媒体を含め、たくさんのローカルメディアが情報を発信しています。お伝えした内容を参考にして、自分の希望に合ったローカルメディアを利用してみましょう。例えば地域コミュニティアプリ「ピアッザ」では、自治体や企業からの情報をいち早く知ることができます。ぜひ、利用をしてみてください。



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