地域コミュニティにおける人と人との付き合いには、それぞれに最適な距離感がある
PIAZZA LIFEでは、地域SNS「ピアッザ」をご利用いただいているユーザーのインタビューをご紹介していきます。今回は「新百合ヶ丘・登戸・溝の口エリア」でいつもピアッザをご利用いただいているしのぶさんにお話を伺いました。
※新型コロナウイルスの感染拡大リスクに十分配慮のうえ取材を行いました。
しのぶさん
ピアッザ利用エリア:新百合ヶ丘・登戸・溝の口エリア
40代男性、3歳になる女の子のパパ。都内の建設コンサルタント企業にお勤めで、建築設計などに従事されている。
ピアッザプロフィール
新型コロナって、コミュニティを壊すウイルスなんだなと
――もともと川崎市のご出身なのですか?
実は出身は埼玉県なんですよ。結婚を期に3〜4年前に神奈川県川崎市に引っ越してきました。妻にとってこの街はもともと縁のある土地でして、妻の実家も近いし昔からの友人も多いので、ここならきっと子育てもしやすいだろうというのが決め手でした。今は3歳になる娘がいます。
――ご近所とのお付き合いってどんな感じですか?
長らく実家暮らしだった私にとってはこれが初めての転居でして、マンションに住むのも初めてです。地元とは異なる環境に実際に住み始めてみると、ご近所とのコミュニケーションがほとんどないという事実にはとても驚かされました。隣にどんな人が住んでいるのかもよくわからない……困るというほどではないけれど、若干の心細さや寂しさは感じるかもしれませんね。
――お子さんを通じた親同士のコミュニケーションはあるのでは?
それがですね……娘は保育園に通うようになったんですが、新型コロナウイルスの影響で保護者会などが全く開かれていないんです。ご近所のお付き合いに加えて、娘を介したお付き合いもなかなか進まないので、一抹の不安は感じているところです。誰が言っていたか忘れましたけど、コロナってコミュニティを壊してしまうウイルスなんだなと痛感させられますね。
仕事の一環で、地域コミュニティアプリに興味を持った
――お仕事はどのようなことをされているのですか?
都内の建設コンサルタント会社で建築設計などの仕事をしています。公共施設や公共空間を扱うことが多いですね。
――なるほど、お勤めは都内なんですね
そうなんです。ピアッザは新百合ヶ丘エリアをメインに使っていますが、会社の近くのエリアもサブエリア登録して情報収集に活用しています。そもそも、ピアッザのことは会社の仲間から教えてもらったんですよ。
――そうだったんですね! きっかけは何だったんですか?
昨年の10月か11月くらいだったと思うんですが、勤めている会社で部署横断の新規事業開発イベントがあったんです。私はその中で地域コミュニティや公共空間の維持管理を組み合わせたような事業を考えてみたいなと思いまして。そのために地域コミュニティ系のサービスをいろいろと調べていたところ、仲間がピアッザのことを教えてくれたんですよ。それでちょっと試しに使ってみようかなと。
ピアッザを使い始めた動機としては、少し変わっているのかもしれませんね(笑)。
人と人との最適な距離感が、今求められている
――話は変わりますが、以前投稿されていた「うさちゃんのクツ」は印象的でした
娘が気に入っていたクツの話ですよね。サイズアウトしてしまったので同じ種類のものをなんとか手に入れたかったんですが、いろいろ探しても売っているところがなかなか見つからなくって。何かあればピアッザで聞いてみようという感覚はもともとあったので、最後の神頼みじゃないですけれど、少しでも情報を持っている方がいないかなとピアッザで問いかけてみたんです。
この「うさちゃんのクツ」の情報を教えて(ピアッザで見る)
――たくさんの方がコメントで反応してくれましたね
たくさんコメントをいただけたのは、まず単純に嬉しかったですね。興味を持ってくれて、自分の子どものために本気で考えてくれる。本当にありがたいと思いました。
それで皆さんのアドバイスの結果、Google検索でいくら探しても見つからなかったものが、なんとメルカリで見つかったんですよね。メルカリでの探し方をピアッザで教えてもらうというのもなんだか不思議な感じですが(笑)。Google検索では見つけられない、リアルな「生きた声」のようなものがピアッザにはあるように感じます。
――これからの時代、地域コミュニティってどうあるべきなんでしょう?
仕事柄いろんな事例に触れる機会があるのですが、例えばマンションでよくある「周りの部屋がうるさい」といった苦情。実はあれって、お互いが顔見知りになるだけで激減するらしいんですね。
つまり、円滑で良好な人付き合いには「最適な距離感」というものが求められてくるんじゃないかと思います。育ってきた環境や、それこそ世代によっても違うのかもしれませんが、干渉しすぎない関係性を求めている人もいれば、深いつながりを求めている人もいる。「最適」の答えは人ぞれぞれなので、結局そこはバランスなのかなと思います。
お仕事がきっかけでピアッザを使い始めたというしのぶさん。コロナ禍ということもあって、リアルなご近所付き合い、関係構築はまだまだこれからということですが、そのひとつのきっかけとしてピアッザが役に立てると嬉しいなと思います。
地域コミュニティを扱うプロの目線も交えながら、いろいろとためになるお話をありがとうございました。