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2022.10.05

豊島区の子育てってどう? 育児のしやすさ・子育て施設・支援まとめ

新宿、渋谷と並ぶ副都心・池袋を擁する豊島区。通勤のしやすさのほか、子育て支援の取り組みや施設が充実していると言われ、家探しをするときの候補地として考えるファミリーも多いようですが、豊島区は実際に子育て環境が整っているのでしょうか?

この記事では、豊島区の育児に関する施設や施策について具体的に説明します。

豊島区は子育てしやすい?

豊島区は、次のような理由で子育てしやすい街だといえるでしょう。

例えば子育てをしながら働く場合、保育園に入園できないと厳しいものがありますが、豊島区は2017年度と2018 年度の2年連続で待機児童ゼロを実現しました。2019年度は国の調査方針の変更により若干の増加となりましたが、2020年度には再びゼロに。2021年度もゼロの見込みとなっています。

豊島区は、2014年に「消滅可能性都市」という指摘を23区で唯一受けた区です。その後、若い女性や子育て世代が住みやすい街づくりを推進、待機児童対策にも積極的に取り組んできました。保育の質にも目を向け、安全で安心な保育環境の提供に力を入れています。

そのような取り組みが評価され、内閣府により「SDGs未来都市」に選定された豊島区。SDGsとは「持続可能な開発目標」という意味で、子育て支援はもちろん、教育、福祉など、豊島区が取り組む事業がSDGsに寄与すると考えられています。

豊島区の子育て施設

具体的に豊島区では、どのような取り組みをしているのでしょうか。子育て支援の施設から見ていきましょう。

子どもスキップ

子どもスキップは、学校の教室や校庭、体育館などを活用した、小学生のための放課後の遊び場です。子どもたちが遊びながら交流を広げられる場であり、区内全ての小学校の校内や敷地内、隣接する区民ひろばなどに設けられています。

ちなみにスキップ(SKIP)は、「子どもの理想的な遊び場」を意味する「Space for Kid’s Ideal Play」の頭文字をつなげて命名されました。

学童クラブ

子どもスキップのなかには、働く保護者を持つ子どものための学童クラブもあります。放課後の時間帯や学校がお休みの日に保護者が不在となる家庭の児童のための施設です。

放課後子ども教室

放課後も子どもたちが安全に楽しく過ごせるよう、「子どもスキップ」と連携して、工作、手芸、書道などの文化活動、バレーボール、ダンスなどのスポーツ活動を提供する教室です。地域の人々の協力を得て実施されています。

子ども家庭支援センター

子ども家庭支援センターは、小学校に上がる前の子どもと保護者が、気軽に遊びに出かけられる施設です。区の東と西に2カ所の支援センターがあり、子育てや家庭に関する相談も受けつけているほか、子育て支援の講座なども開催しています。

子育てインフォメーション

妊娠、出産、子育てなど、子どもにまつわるあらゆる悩みや不安に対処してくれるのが、子育てインフォメーションです。「どこに相談していいかわからない」ということも、話を聞いたうえで、適切な窓口へとつないでくれます。

豊島区の子育て支援

次に、子育て支援について具体的に見てみましょう。

手当や給付金

豊島区では、子どもを育てる世帯に手厚い支援をしています。そのなかから、一例を紹介します。

まず、0歳から中学3年生までの児童を対象とする「児童手当」。所得制限等の条件をクリアすれば、規定の金額が受け取れます。新型コロナウイルスの影響を受けた低所得のひとり親世帯に向けては「子育て世帯生活支援特別給付金」という制度も。条件をクリアして申請すれば受給が可能です。

また、「外国人学校児童・生徒保護者補助金」といって、外国人学校に通う児童・生徒、保護者の教育費負担軽減を目的とした補助金の交付も実施しています。

このほか豊島区は、多種多様な子育て世帯にきめ細かい支援を実施しています。

医療費や保育利用料の助成

豊島区には、子どもが保険診療を受けたときの費用を助成する「子どもの医療費助成」という制度があります。さらに、働く子育て世帯にとって助かる助成金「訪問型病児保育利用料助成」も用意。これは、認可保育園などに通う子どもが、体調不良やけがなどの理由で登園できないときの助成金で、民間のベビーシッター事業者が提供する居宅訪問型病児保育サービスを受けた際に、利用料の一部を助成するというものです。

子どもの預かり支援

子どもを預ける必要に迫られたときの支援も豊島区は充実しています。保護者の急用、通院、PTA、リフレッシュ等の際、時間単位で「一時預かり保育(一時保育)」が利用可能です。

宿泊型の養育もあります。「子どもショートステイ事業」といい、保護者の入院など、やむを得ない事情があるときに子どもを預かり、24時間体制で養育するというものです。

育児サポート

豊島区は育児サポートも充実しています。子ども家庭支援センターの育児相談のほか、乳幼児の健康相談は予約制で出張対応が可能です。就学前の相談、いじめ相談の窓口もあります。また、子育ての手助けをしてほしい家庭と、子育ての手伝いができる家庭をつなぐ助け合い事業「ファミリーサポート」も、センターを開設して推進しています。

もうひとつ、豊島区ならではの取り組みとしてご紹介したいのが、豊島区にある「雑司が谷鬼子母神」にちなんだ「としま鬼子母神プロジェクト」です。これは、人口減少対策として「女性にやさしいまちづくり」を推進するもの。出産前から切れ目ない支援をし、安心して出産、育児のできる地域社会の実現を目指しています。

なお、子育て施設・子育て支援については、ここに紹介できなかったものもあります。内容が追加・更新される可能性もあるので、詳しくは自治体のホームページでご確認ください。



豊島区の子育てに関する取り組みをご紹介しました。子育て世帯の方は、ぜひ参考にしてください。豊島区からの情報をいち早くキャッチしたいのなら、地域コミュニティアプリ「ピアッザ」が便利です。年度ごとに支援の対象や内容が変わることもあるので、随時、最新の情報が得られるようにしておくと安心です。ぜひ、活用してみてください。



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